2023年12月16日、タイ南部のナコーンシータンマラート県で鉄砲水が発生しました。この鉄砲水は、前日から降り続いていた雨の影響によるもので、県の中心部が浸水し、多くの道路が通行不能となりました。
鉄砲水の影響
鉄砲水の発生により、ナコーンシータンマラート県では少なくとも3人が死亡し、約3万2608戸の住宅が被災したと報告されています。この地域では、洪水の影響が特に深刻であり、11の郡が被害を受けています。さらに、チュムポーン県やスラートターニー県でも洪水が発生し、これに伴い列車の運行が一部停止されました。
列車運行の変更
タイ国鉄(SRT)は、洪水の影響を受けてナコーンシータンマラート県の一部路線の発着駅を変更し、一時的に運行を停止することを発表しました。これにより、旅行者や通勤者にとって大きな影響が出ており、運行再開の見通しは未定です。
政府の対応
タイ政府は、被災者への支援を行うため、現地視察を行う予定です。特に、被害が最も甚大とされるナコーンシータンマラート県とスラートターニー県を訪問し、救援物資の配布や被災者の支援を行う方針です。
このように、ナコーンシータンマラート県での鉄砲水は、地域社会に深刻な影響を及ぼしており、今後の状況に注目が集まっています。
鉄砲水の発生により、ナコーンシータンマラート県では15日から16日にかけて、全ての道路が20〜70センチ水没し、低地では1メートルを超える冠水が発生しました。また、ナコーンシータンマラート空港の入り口も30センチ冠水していたことが報告されています。
さらに、タイ国政府観光庁によると、チュムポーン県とスラートターニー県でも洪水が発生し、ウィサイ駅からサウィー駅間の線路の安全が確保できず、南部線の14本の列車の運行が停止され、12本の列車の運行ルートが調整されました。これにより、旅行者や通勤者にとって大きな影響が出ており、運行再開の見通しは未定です。
また、地元の市役所は運河に架かる全ての橋にレッドフラグを立て、警戒看板を設置し、住民は家財と共に安全な場所へ避難するよう呼びかけています。
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